Mill-Box_導入事例

【株式会社桂スチール】 業界全体への波及効果に期待。OCRではなくMill-Boxを選んだ、ビルトH形鋼トップシェア企業の決断。

作成者: 01|Jun 26, 2026 1:42:56 AM

兵庫県姫路市に本社を置き、切板製品や溶接形鋼(BH・BT)の製造・加工・販売を手がける株式会社桂スチール。1985年の創業以来、ビルトH形鋼の全国トップシェア企業として成長を続け、大手鉄鋼商社を主要取引先に持ち、従業員約160名で事業を展開しています。

同社は、鋼材の品質証明書であるミルシートの管理業務にクラウド型ミルシート電子管理システム「Mill-Box(ミルボックス)」を導入しました。その経緯と導入効果について、担当者様にお話を伺いました。

以前の課題:
1枚5分、年間1万枚のミルシートを人手で管理

導入前、桂スチールではミルシートの登録・管理をすべて人の手で行っており、常時1名以上の体制で対応していました。登録作業における作業負荷は、情報の手打ちにありました。システム登録の際、メーカー名・材質・製品番号を一件ずつ手打ちで直す必要があり、年間1万枚という処理量に対して、1枚あたり5分ほどの時間を要していました。

検索・出力においても、一度に3件ずつしか確認・出力できないシステムのため、お客様へのミルシート提出時には二度手間になっていました。

 「3件ずつしか検索・出力ができない。その3件に蛍光ペンを引いて、丸印を押し、スキャン取って、また印刷して、それに社印等を押していた。つまり、2回ミルシートを印刷していました。
(株式会社桂スチール 営業部 三木 貴大様)


この一連のフローは、紙や郵送費だけでなく、担当者の時間や業務ストレスといった見えないコストとなっていました。

Mill-Boxを選んだ理由:
OCRの限界と、業界全体への広がりに期待

ミルシート管理の効率化を検討する中で、前社長がある新聞記事でMill-Box(ミルボックス)を知り、「すぐに入れろ」と号令を出したことが検討のきっかけでした。

しかし、その後社内検討を重ねるなかで、OCR(光学文字認識)を活用した別のシステムが有力候補として浮上し、実際に契約直前まで話が進んでいました。

最終的にMill-Boxへの方向転換を決断した理由は、OCRの「不確実性」への懸念でした。

 「年間1万枚あるうちの98%の精度の場合、残りの2%でも結構な量になる。さらに、どれが読み取れていないかを確認する作業も必要になる。すべて確認するとなると、これまでの手作業と変わらないくらい時間がかかります。
(株式会社桂スチール 品質管理部 三木 大地 様)

もう一つの決め手は、Mill-Boxが「自社内だけで完結しない」、取引先も同じものを使える「プラットフォーム」であるという点でした。

 「Mill-Boxは業界全体を巻き込んで開発を進め、サービス提供をしている。先のことを考えると、Mill-Boxがいいんじゃないかという見方がありました。実際に導入社数も増えてくれているので、よかったです。」
(株式会社桂スチール 品質管理部 三木 大地 様)

導入後の変化:
作業工数は50%減、紙の量も半分に

Mill-Box(ミルボックス)導入後、商社やメーカーからメタデータ付きのミルシートが自動送付される運用が定着しました。以前は、時には担当者が催促して郵送で送ってもらい、手作業で登録していた流れが、今では「何も言わずに自動でミルシートのデータが入ってくる」状態になっています。


 「最初はメタデータとか、電子PDFと言っても、誰も分からなかった。今ではもう商社さんやメーカーさんも認知してくれて、Mill-Boxにそのままデータを入れてくれるようになった。少しずつ業界のリテラシーが上がっていることを感じます。」
(株式会社桂スチール 執行役員 森岡 文彦 様)

リストをMill-Box(ミルボックス)に登録し、画面上で押印して印刷・提出するだけ。ミルシートの管理はシンプルになりました。以前は2回印刷していたものが1回になり、電子押印できるようになりました。

 

導入後の変化

具体的な内容

ミルシートの自動受取

商社・メーカーからMill-Boxで直接データを受け取れるようになり、催促・手動登録の手間がなくなった。

作業工数・紙の量が50%減

作業工数・使用する紙の量ともに約半分になった。

画面上で作業が完結

押印・出力まで画面上で完結。以前の「蛍光ペン→スキャン→再印刷→押印」フローがなくなった。

印刷回数の削減

提出用ミルシートの印刷が2回から1回に。社印も自動入力されるため、スキャン・再印刷のフローが不要になった。

 

今後の展望:
よりDXを推進、Mill-Boxの業界全体への波及に期待

鉄鋼業界においてはなかなかDXが進まない企業もあるなか、Mill-Boxの導入に至った背景には、「まずは挑戦してみる」という企業文化がありました。

 「社長はとりあえずやってみたらって言ってくれる人なんです。まずはやってみることが大事ですね。それでみんなが楽になればいいなと思います。」
(株式会社桂スチール 株式会社桂スチール 執行役員 森岡 文彦  様)

桂スチールは、ミルシート業務の電子化にとどまらず自社の在庫管理システムの電子化にも意欲的な姿勢を示しています。

 「鉄鋼業界は、まだまだ非常に古いやり方の多い業界ですし、どこも人手不足です。だからこそ積極的にデジタル化を推進して、働きやすい環境を整えていきたいと考えています。」
(株式会社桂スチール 代表取締役 三木 伸一 様)

株式会社桂スチール様、ありがとうございました。