2026/09/11
【株式会社玉造】業界インフラへの道のり。自社開発から方向転換し、Mill-Box とともに鉄鋼流通の未来を切 り拓く玉造の挑戦。
全国6拠点10工場体制にて、月間約40万枚もの切板製品を世に送り出す株式会社玉造。
玉造は5名の専任IT開発チームを抱え、顧客向けポータルサイト「ユーザーページplus」を自社で開発・運営するなど、IT投資に積極的な企業です。
そんな玉造が、クラウド型ミルシート電子管理システム「Mill-Box(ミルボックス)」の導入にあたり、自社で行う予定だったシステム開発をMill-Boxに切り替えるという大きな方向転換をしました。
その決断の背景と導入後の変化について、お話を伺いました。

以前の課題:
各拠点での手作業と、専任担当者が必要なほどの業務負荷
玉造では、ミルシートの受け取りからお客様への発行まで、多くの工程を手作業で行っていました。
1枚のミルシートを受け取っても、お客様への提供時には複数枚に枝分かれすることがあります。
全社では月間約1,000枚のミルシートを受け取り、お客様向けには月間約4,000枚を発行していました。
原本をコピーし、印鑑を押し、封筒に入れ、毎週金曜日にまとめて郵送する。
こうした作業が各拠点で繰り返され、大きな業務負荷となっていました。
「品質保証の観点から欠かすことのできない業務である一方、今後さらに取扱量が増えれば、ミルシート入力のための専任担当者も検討しなければならない状況でした。この業務をいかに効率化しながら、確実性を高めていくかは、長年の大きな課題でした。」
(株式会社玉造 経営管理部長 細見様)

Mill-Boxを選んだ理由:
自社開発から切り替えるという決断
玉造は当時、社内で新たなミルシート管理システムの設計を進めていました。
しかし、Mill-Boxの開発途中の画面を見て、細見氏はその方針を転換します。
自社開発を牽引していた吉田氏も、Mill-Boxの可能性を高く評価し、次のように語ります。
「自分たちで開発しようとしていたシステムを止めて、Mill-Boxの導入へ方向転換することは、当時としてはチャレンジングな判断でした。一方で、実際にユーザーにシステムを触ってもらいながらヒアリングを重ねる開発姿勢や、プロトタイプの完成度は、私たちの期待を上回るものでした。まだシステムとして完成する前の段階でしたが、将来的に非常に良いシステムになる可能性を感じました。」
(株式会社玉造 システム課長 吉田様)

導入後の変化:
拠点を超えた分業が実現。現場の声はシステム定着の証。
Mill-Boxの導入により、これまで紙の現物が手元になければできなかった業務が、拠点をまたいでリモートでも対応できるようになりました。
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導入後の変化 |
具体的な内容 |
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拠点をまたいだ分業の実現 |
各事業所の業務が集中した際にも、本社事務センターからリモートで支援できる体制を構築。 |
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ミルシート管理の精度向上と顧客サービスの向上 |
必要なミルシートをより確実かつ迅速に提供できる体制を整備。品質関連書類への対応力向上につながっています。 |
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日常業務への定着 |
現場からシステム上の表示やデータに関する細かな確認・要望が上がるほど、Mill-Boxが業務の当たり前として溶け込みました |
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ユーザーページplusとの連携 |
Mill-Boxで管理したミルシートを、玉造独自のポータルを通じて、お客様へ提供する仕組みを構築。現在は、納品書・請求書の電子発行機能も追加実装中です。 |
「使われていなければ、改善要望も上がってきません。現場から具体的なフィードバックやリクエストが出てくること自体が、システムが日常業務に定着している証拠だと考えています。」
(株式会社玉造 経営管理部長 細見様)
今後の展望:人を活かすDXで、鉄鋼流通の業務をより良く
玉造は社内に5名の専任IT開発メンバーを擁し、顧客向けポータルサイト「ユーザーページplus」を開発・運営しています。玉造が目指すのは、すべてをデジタルに置き換えることではありません。
定型的な業務をデジタルで効率化する一方、人にしか生み出せない価値に、より多くの時間を振り向けることを重視しています。
「玉造の強みの一つは、営業部門の顧客対応力にあると考えています。
DXによってすべてをデジタルに置き換えるのではなく、お客様との直接のコミュニケーションはこれからも大切にしていきたい。そのため、Mill-Boxやユーザーページplusを活用して定型業務を効率化し、営業がお客様との対話や提案に、より多くの時間を充てられる環境をつくることが重要だと考えています。」
(株式会社玉造 経営管理部長 細見様)
鉄鋼業界でも人手不足が進む中、玉造ではDXを単なる省力化の手段ではなく、限られた人材をより付加価値の高い仕事へ振り向けるための取り組みとして捉えています。
「人手不足が進む中で、これまでと同じ業務のやり方を続けていくことは難しくなっていくと感じています。だからこそ、人が担うべき仕事に集中できる環境をつくるためにも、DXを積極的に進める必要があります。Mill-Boxには、今後も業界全体をしっかりと引っ張っていってほしい。鉄鋼流通を支える業界インフラの一つになっていく可能性を感じています。」
(株式会社玉造 システム課長 吉田様)
株式会社玉造様、ありがとうございました。
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